図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      227
 
     
  秋は読書イベントが目白押し  
     
 

 毎日気温の話ばかりしていたここ数か月…、日に日に漸く落ち着いてきたような気がします。ついこの間、夏の恒例行事「おはなしとしょかん」や、夏休み中の子どもたちを対象とした「こども司書体験」を行ったばかりだったのに。時が過ぎるのは早いものです。
 初開催の「こども司書体験」では、小中学生の皆さんと3日間一緒に過ごしました。ほとんどの子が初対面での参加でしたが、最後には他校の子とも仲良く打ち解けている様子を見て、開催してよかったなぁと思いました。当事業の本来の目的=読書推進とは少しずれますが、「人と人がつながる場としての図書館」という機能も果たせたのかなと思います。
 先日、参加してくれたSくんが来館していて、フロアで会い、お話することができました。図書館でなぜイベントをするのか?と疑問に思う方もいると思いますが、図書館や本に関心がないかたでも、イベントをきっかけにまずは一度来てもらう、という狙いがあります。そして、イベントで出会った図書館職員がカウンターに居ることで、図書館と利用されるかたの距離感がグッと近くなり、また足を運びやすくなる、そういうことも意図して図書館のイベントは開かれています。今回のSくんのように、他の子にもまた図書館に遊びに来てほしいなと思っています。
 さて、いよいよ「読書の秋」到来です。秋田県では「県民読書の日」(11月1日)を含む前後約2週間を「秋田県読書フェスタ」期間としており、毎年、図書館を始めとする読書関係機関等で様々な読書イベントが開催されています。市立図書館でも9月からの約4か月間多数のイベントを予定しておりますので、直近のものをご紹介します。


✿ お月見寄席
 明日9月9日(土)午後1時からは、7月の大雨で延期となった「七夕寄席」を時節に合わせて「お月見寄席」と改題し、開催します。会場は栗盛記念図書館1階の多目的室です。出演は毎度お馴染みの暁亭さんぽさんと暁亭さんせきさん。実はご両名とも、私の高校時代の国語科の担当教諭だったのですが、授業で習ったことよりも余談のほうが印象的だったと言ったら失礼でしょうか…。当館での落語会ではもう何年もお世話になっていますが、学生時代にはまさかこのような形でご縁があるとは思ってもおらず、不思議な気持ちで拝見しています。素話から落語まで魅力たっぷりのお二人です。皆様もぜひ足をお運びください。


✿ 生誕150年記念「俳人・石井露月略伝」
 9月20日(水)午後1時からは、俳人で石井露月の研究者でもある武藤四郎さん(俳号・素魚)を講師にお招きして、正岡子規門人、その四天王の一人と言われた石井露月についてお話を伺います。武藤さんは秋田市のご出身で、県内各高等学校で勤務され(教員生活最初の地が大館だったとか)、県生涯学習センター所長でご退職、その後はフリーライターとして主に県内の「近代文芸史」を研究、執筆されています。参加無料、事前申し込みも不要です。会場は栗盛記念図書館1階多目的室です。この機会にぜひ図書館へお越しください。
 このほかにも、大館市松下村塾特別事業や、絵本作家のサトシンさんをお招きしてのトークショー&ワークショップなどたくさんの催しをご用意しています。随時お知らせいたしますのでお楽しみに。(栗盛・西)