図書館に行こうよ ―図書館職員の図書館的日常―      230
 
     
  私の好きな絵本たち  
     
 

 10月に入りやっと涼しくなった…といいますか、急に寒くなりましたね。体調管理には十分にお気を付けくださいませ。
 さて今回は、私の独断と偏見のランキング形式で大好きな絵本たちをご紹介したいと思います。それでは、早速参りましょう。


【10位】にんじゃいぬタロー 作・絵/渡辺陽子(講談社)
 主人公ケンタの家の周りをうろつく怪しい犬。額には自分と同じ十字の傷が…。はたして何者なのか?ラストのびっくり新事実とは!?人間の子どもと犬の冒険活劇です。


【9位】クマと森のピアノ 作・絵/デイビッド・リッチフィールド 訳/俵万智(ポプラ社)
 ある日、子ぐまのブラウンは森の中でピアノを見つけます。その音色に感動したブラウンは毎日触り続け、いつしか演奏ができるようになるのですが…。ステキな絵と物語が織りなす感動作です。


【8位】くものすおやぶんとりものちょう 作・絵/秋山あゆ子(福音館書店)
 岡っ引きの蜘蛛の巣親分こと鬼蜘蛛の網蔵と蝿取り蜘蛛のぴょんきちが、虫の町を舞台に大活躍する物語。虫たちの細かい描写と小気味良い時代劇風の奇想天外なストーリーが魅力です。


【7位】ユックリとジョジョニ 作・絵/荒井良二(ほるぷ出版)
 アコーディオン弾きのユックリと、ダンスが得意なジョジョニの心温まる出会いの物語。ほっこりするお話はもちろん、イラストレーターでもある作者のカラフルでほんわかした絵に癒されます。


【6位】森の絵本 /長田弘・絵/荒井良二(講談社)
 森の声に耳を澄まして、あなたの本当に大切なものを探しに行きませんか。自分にとって大切なものを考えるきっかけになる絵本です。子どもの時、思春期、大人になっても、何度でも読んで欲しい本です。


【5位】クロコダイルとイルカ /ドリアン助川・絵/あべ弘士(映画「じんじん」事務局)
 大きな大きなクロコダイル。何でもかんでも手当たり次第に食べてしまう乱暴者。しかしある日、「アヤカ」と名乗るイルカと出会い…。大胆でカラフルな絵と切なく心にしみるストーリーが魅力です。


【4位】オニのサラリーマン(シリーズ) /富安陽子・絵/大島妙子(福音館書店)
 妻、一男一女を家族に持つ鬼のサラリーマンが主人公。「わし、オニでんねん。」しゃべる言葉は関西弁。鬼の世界にも色々あるんです…。出張にお盆休み、運動会と大奮闘のハチャメチャ物語です。


【3位】ちいさいおうち 作・絵/バージニア・リー・バートン 訳/石井桃子(岩波書店)
 ちいさいおうちは田舎の静かな所に建っていました。毎日キレイな景色を眺めて幸せに暮らしていましたが、ある日「町ってどんな所だろう?」と思い始めて…。1942年出版の超ロングセラー作品です。


【2位】ねぎぼうずのあさたろう(シリーズ) 作・絵/飯野和好(福音館書店)
 村人がいじめられているのを見ていられず、ねぎ畑から飛び出した“あさたろう”必殺ねぎ汁を武器に村を守るため旅に出る。果たしてどんな旅になるのか!?全11話からなる時代劇風旅物語です。


【1位】おもいで星がかがやくとき 作・絵/刃根里衣(NHK出版)
 まずは何をおいても、額に入れて飾っておきたくなる絵画のような絵がとても素敵です。そして、切なくも勇気を与えるような物語が心を打ちます。わたくし、初めて読んだ時に泣いてしまいました…。もう会うことのできない大切な人を想って、一度読んでみてください。


 いかがでしたか。皆さまも大好きな絵本を探してみませんか?

 「絵本」は子どもから大人まで、年齢、性別に関係なく全ての人が読むことができる本です。子どもと大人が同じ本を一緒に読めるなんて、とても素敵なことだと思いませんか。

 絵本は心を豊かにします。そして、人と人の心を繋ぎます。「絵本は子どものモノ」と決めつけず、ぜひ読んでみてください。そこにはきっと、新しい世界が待っているはずですから。(花矢・白)